202101.28

たまには海外に目を

国内のモールと言えば、楽天市場やamazon、ヤフーショッピングがすぐ思い浮かびます。なんとなく特徴もわかる。
海外のモールってあるのかなー?ってぼんやり考えると、amazonとかアリババ、Ebayぐらいしか思いつかない。
Ebayはモールというか、オークションのイメージがあるしなぁ。
越境ECをやりたいというわけではないけど、たまには海外目を向けてみるのも良いかもしれない。

■海外のECモール

中国

天猫(T-MALL)

天猫より筆者がキャプチャしました。

中国最大のショッピングモール。アリババグループが運営しており、中国国内法人向けECサイトが「天猫(T-MALL)」、海外法人向けのECサイトが「天猫国際(T-MALL GLOBAL」と分かれています。
7万を超える店舗、会員数6,500万人、2017年時点で流通総額は約35兆4,200億円(推測)。
日本の楽天市場が2020年の発表で出店数5万店以上、流通額3兆8,595億円(トラベル含む)ということですので、楽天市場以上どころか、世界で最も売れているモールなんじゃないかと思ってしまいます・・いや、amazon.comの方が売れてるか。

京東(ジンドン)

京東より筆者がキャプチャしました。

中国第2位の規模と言われるモール。2017年時点の流通総額は約21兆1,400億円(推測)。
日本のメーカーが中国向けに出店しているのも特徴の一つ。日本製品が多く販売されています。

アメリカ

amazon.com

amazon.comより筆者がキャプチャしました。

説明いらずのamazon.com。2018年に全世界の有料会員数が1億人を突破したと公表。
有料会員数で1億人・・・会員じゃない人も利用しているわけですから、利用者数なんて想像できません。
インド版の「amazon.india」というサイトもあり、インドへ販路を拡大するのも良いかもしれません。

台湾

PChome

PChomeより筆者がキャプチャしました。

台湾最大のECサイト。サイトのデザインがなんとなく古臭く感じてしまったのは筆者だけでしょうか?
複数のサイトを運営しており、楽天市場みたいな感じなんですかねー?
日本製品も多く販売されており、中でも食品が人気だそうです。

■越境ECのメリット・デメリット

メリット

お客様は全世界のユーザー。
「全世界」というと大げさかもしれませんが、当然市場規模は日本よりはるかに巨大。
例えば上記で紹介した天猫に出店しただけでも、6,500万人の会員にアプローチできますよね?
そして外国人は、日本人よりネットショッピングを利用する回数や購入金額が高い傾向にある、と言われているんだとか。
真相は定かではありませんが、越境ECをサポートしてくれるモールもあるので、海外進出してみたい方は調べてみてください。

デメリット

「言葉の壁」や「決済・配送方法」など大きいでしょうか。
言葉は翻訳ソフトでなんとなく乗り越えられそうな気もしますが、クレジットカードが使えない国もあるでしょうし、配送に実際いくらかかるのか細かく調査する必要もあるでしょう。
出店したいサイトがどこの国のサイトなのか、その国に詳しい人がいないと大変そうです。

■まとめ

昨日、筆者の知人が運営する情報サイトが来月末で閉鎖することが発覚。
詳細な理由はわかりませんが、10年以上運営していたので、苦渋の決断だったんだと思うとこっちまで胸が苦しくなります。
そうなる前に海外に向けたサイトを作るとか、情報内容やターゲットを変えるとか、何か別の方法があったんじゃないかと思ったので、本日はこうゆう内容にしました。
エコラテはまだ海外進出は考えていませんが(むしろ輸入販売なので・・・)、自社製品を作れるようになったらそうゆう道もアリかな、と思っています。

2021.01.28  ec-staff