202105.18

輸入仕入れで気を付けたいアレコレ

Ecolatteの販売商品は主に海外から輸入しています。
また新たにベトナムの企業から仕入れをしようとしているところです。
海外から仕入れするのは、日本国内では見かけない珍しい商品が多かったり、仕入れ価格が安かったり、メリットも多いのですが、もちろんデメリットも多いです。
海外仕入れを検討している方に、輸入する前に確認して欲しいデメリットを経験を踏まえて紹介します。

■関税・送料がかかる

誰もが認知しているかもしれませんが、海外配送なので送料は国内配送より高いです。
もちろん荷物の大きさや重さによって左右されますが、場合によっては仕入れた商品価格より高くなる、なんてこともあります。
送料は事前にいくらぐらいかかるか教えてくれる企業も多いですが、関税は届いてみないとわからないことがほとんど。
送料と関税を商品価格に加算すると、実はそんなに安くない・・・ということもあるかもしれません。

■商品のクオリティが低い・発送ミスもしばしば

これは筆者も実感してます。商品画像の撮影が上手なんでしょうね。
届くとそのクオリティの低さに驚くこともあります。
同じ商品なのに、大きさバラバラ・傷があったり、パッケージが破れてたり。
でも、こればっかりは届いてみないとわからない。
返品や交換したくてもまた高い送料がかかるし、受け付けてくれないショップも多い印象です。

違う商品が送られてきたこともあります。
もちろん「返品したい」と連絡したのですが、「返品は受け付けてないので、それはあげるよ」と連絡がきて、返金されました。
ラッキーと言えばラッキーだったのですが、結局欲しい商品は発送してもらえず。

もちろん、全部が全部クオリティが低いわけではありません。素晴らしいものもあります。
日本製の商品・サービスを基準に考えるとちょっと残念だな、って思うことがあるのは覚えてて欲しいです。

■外国語でやりとり

筆者は主に英語でメールのやり取りをしています。
本当はその仕入れ先企業がある現地の言葉でやり取りができるのがベストなんでしょうけど、それは筆者にはハードルが高い。
なので、世界共通語の英語でやり取りしています。
英語話せなくてもGoogle翻訳とか使えばそれなり会話になります。
ただ「本当にこれで伝わってるのかな?」と不安になることもあるので、英語が出来る人にお願いしたり、ココナラのような特技を販売しているサービスを利用するのが良いでしょう。

そして気を付けたいのは時差。
今やり取りしているベトナムは東京との時差はおおよそ2時間なのですぐ返信がきますが、アメリカなど半日以上時差があると、やりとりも時間がかかります。
緊急時にすぐ連絡がこない場合もある、というのは頭に入れておきましょう。

■国内に正規代理店がある場合も

筆者も驚いたことがあります。食器を輸入する予定でした。
それは仕入れ先店舗が商品を発送してくれた後に起こりました。
税関審査を通すために保健所の審査が必要になるかもしれないから食器の素材を知りたい、と配送業者に言われたんです。
仕入れ先の店舗に聞いたら「日本に代理店あるからそっちに聞いて」って・・・。
ジーザス・・・です。
販売せず不良在庫になっています。

日本では正規代理店以外の販売は「並行輸入品」という扱いになり、販売できなくはないです。
しかし、代理店と競合になるのは明らか。圧力がかかるのも明らか。
最悪の場合「訴えますよー」って一報がくるかもしれない。
それは大げさかもしれないが、正規代理店の有無・兼ね合いも確認できると良いです。

■偽物に注意!

最近あまり耳にしない気もしますが、偽物ブランド品って実はまだまだ出回っています。
ブランドに限らず、アニメの海賊版や偽グッズ、デザインを真似て作られたアパレルや家電・・・。
特に中国に多いイメージですが、「怪しいな・・・」と思ったら企業のHP・口コミを確認しましょう。
ブランド品は正規ルートが一番安全・安心です。
わかっていても意外と多いんですよね、偽物買っちゃう人。
もちろんブランド品でなくても、企業HPは確認すべきだと個人的には思っています。

消費者庁が公表している悪質海外サイト

「仕入れ」とはちょっと違うかもしれませんが、悪質な海外サイトを消費者庁が公表しています。

消費者庁 悪質な海外ウエブサイト一覧

もしかしたら購入したことあるサイトがあるかもしれませんよ?
または、自分のショップの偽サイトがあるかもしれませんよ?
お暇な時にぜひ見てみてください。

■まとめ

個人輸入にも同じこと言えるかと思います。
でも個人で海外から仕入れるのと、会社として商品を仕入れるのでは違いますからね。
Ecolatteが使用している海外のBtoBサイトはかなり安全なサイトですが、それでも商品クオリティとかは残念・・・と思うこともあります。
なので、白背景画像撮影はマスト。そして商品ページには、注意書きで具体的にマイナスなところも書いておく。
あと、商品によっては似たような日本製の商品で価格も安いものも多くあります。
なので海外から仕入れる場合は、競合が少ないとか日本に売ってないとか、特別な理由があるものが良いかと思います。。それを探すのが難しいんですけどね。

2021.05.18  ec-staff