202010.19

ECサイトの失敗例から学ぶ!

ECサイトをオープンしたらどんなお店でも売れるのでしょうか?
成功したい気持ちは皆一緒。
売れているショップと売れていないショップは何が違うのでしょうか?

「取り扱っている商材や販売戦略によって違うじゃん」

と思うかもしれませんが、実はそこ以外に見落としている箇所があるかもしれませんよ?
失敗しているショップの共通点・改善点を見ていきましょう。

失敗するショップの共通点

1.何屋さん?

→気軽にオープンできるネットショップ。
それだけに、コンセプトも決めず商材や商品ページに何の統一感もなく、”ただやりたいからオープンした”というお店ではなかなか売れません。
むしろ不審に思う人もいるかもしれません。
「どのような客層に向けて、何をどのように売っていくのか」
コンセプトを決め、ショップのデザインに反映していきましょう。
コンセプトについてはこちら→http://realize-ec.net/blog/152/

2.商品情報が薄い

→これでは商品ページを見ている人が、購入するかの検討すら出来ません。
このブログでも何度も記載してきましたが、商品詳細は必須です。
対面接客ができないECサイトは、商品ページで接客する気持ちで魅力を伝えましょう。
商品のサイズ・素材・生産地はもちろん、スタッフや実際に使用した人の感想など、伝えられることはいくらでもあると思います。
商品画像も1枚ではなく、お客様がイメージしやすいように複数掲載しましょう。

3.連絡先(電話番号)の表記がない

問題外です。しかし、表記のないショップもあるのも現状。
モールで販売している場合はまずないと思いますが、問い合わせ先の表記がないと怪しいお店と思われてしまうのは想像つきますね。
「電話対応に人員をさけない」
「電話対応が面倒」
と思う方もいるかもしれません。お気持ちはわかります。
しかし、お客様は問い合わせ対応が出来ないショップで購入するでしょうか?
電話対応が可能なだけで安心感が得られます。その際、電話対応が出来る時間帯も記載しましょう。

4.決済方法が限られている

→ショップ側の都合もありますが、「クレジットカードのみ」「銀行振込のみ」など、決済方法が少ないと同じ商品を売っている他のショップを探したことありませんか?
今は多種多様な決済方法があります。
出来るだけ多くの決済方法を用意しましょう。

5.リピーター施策をまったくしていない

→こちらも何度かブログに書きましたが、購入したあとのアフターフォローで変わります。
もちろんオープンしたばかりの時は、すぐ着手できないこともあるでしょう。
そうゆう場合は、商品を発送してから2週間後ぐらいに
「先日はご購入ありがとうございました」
とメールを送るだけでも良いと思います。
次回購入時に使えるクーポンなどもつけてあげると、尚良いです。
また、レビューを書いてくださったお客様へ向けてお礼のメールを送ったりするのも良いでしょう。

■成功しているショップの共通点をマネしよう!

そうです。マネをすれば良いのです。良いことはどんどん自分のサイトに取り入れていきましょう!
では、どんな共通点があるのでしょうか。

1.ショッピングご利用ガイドの掲載

→モールでは管理画面から簡単に設定できますが、自社サイトだとあんまり詳しく書かれていないことも。
しかし、売れているショップは配送業者はもちろん、時間指定・決済方法の詳細はきちんと表示されています。
別ページを設けても良いですし、トップページや商品ページに記載するのも良いですね。
お客様が気になる配送情報・決済方法などをきちんと掲載しましょう。

2.後払い決済が選択できる

→手数料がかかりますが、筆者もたまに選択します。
なかなか導入できないショップもあるかもしれません。
しかし、初めて購入するショップでは、クレジットカード情報を入力したり、銀行振込で先払いにするより、はるかに安心感があります。
決済方法の1つとして導入を考えたいところですね。

3.顔写真の掲載

→以前ブログで掲載しましたが(http://realize-ec.net/blog/182/)、誰が運営しているのか見ただけでわかります。
ショップ側は抵抗あるかもしれませんが、「顔が見えないECサイト」を「顔が見えるECサイト」にしましょう。

4.買い物ボタンの工夫

→買い物ボタンの大きさと色によってクリック率は変わります。
筆者の経験上、なんとなく赤に白文字のショップが多い気がします。
モール販売ではモール内のルールもあるので自由にできない部分もありますが、わかりやすいボタンに変更しましょう。

5.SEO対策をしている

→検索結果に自社の商品が出てこないとなかなか流入は見込めません。
モールでは、商品名・商品ページなど、どこが検索対象なのか確認しましょう。
楽天では「注目キーワードランキング」がありますので、参考にするのも良いでしょう。


楽天注目キーワードランキング:https://search.rakuten.co.jp/search/keyword/

また、自社の顧客層を理解し、どのようなワードでお客様が自社にたどり着いているかをチェックしたり、「自分だったらどんなワードで探すか」も意識して、そのワードを盛り込んでみましょう。
「T-shirt」を「Tシャツ」にするだけでもSEO対策になるのです。
商品名を変更したりするSEO対策は一番簡単なSEO対策と言っても良いでしょう。

■まとめ

販売戦略を考えるのも大事です。
しかし、それ以上に「お店の基本情報」を詳細に記載し、安心感を得ることの方が大事です。
ユーザーにとって必要な情報があるのが売れるショップにする第一歩です。
問い合わせしなくても、スムーズに購入できるような工夫1つで売上に大きく関わってくると思います。
わかっていながら出来ていないかもしれませんよ?
自分が普段購入しているショップのマネをするのも良いですし、自分だったらどんなショップで購入したいかを考えてみましょう。

2020.10.19  ec-staff