202010.30

Qoo10(キューテン)利用したことありますか?

利用している人もいらっしゃるかもしれませんが、モールの中で注目したいQoo10。
他のモールより安い物も多く、「本当に大丈夫なの?」と思ってしまいます。
筆者の周りでは「利用したことはあるけど、出店はしていない」という方が多いです。
筆者もあまり詳しくないので、Qoo10について調べてみました!

■Qoo10とは?

https://www.qoo10.jp/

アメリカのオークションサイト「eBay」(イーベイ) が日本で展開している総合ECモールです。eBayはご存じの方も多そうですね。
eBayグループの日本法人であるeBay Japan合同会社が運営しています。
会員登録数は1600万人以上。ショッピングアプリもリリースされているので、スマホからのアクセスは8割以上。
ファッションはもちろん、家庭用品、チケットまで幅広い商品が出品されています。
サイトを見る限りでは、ファッション・コスメがメインな印象を受けます。

■他モールとの違い・特徴

amazonや楽天と同じモール型ですが、何が違うのでしょうか?

1.複数のショップの商品をカートに入れてまとめて決済!

他のモールでは違うショップの商品をカートに入れている場合、決済はショップごとに行わなければいけません。
しかしQoo10は、違うショップの商品をカートに入れてまとめて決済できます。
なのでショップごとの決済は必要なく、非常にラクですね☆

2.ポイント還元というより「カートクーポンによる還元」がメイン

楽天やamazonでは購入するとポイントが貯まりますが、Qoo10では割引クーポンが主体のようです。
例えば「5000円以上購入で1000円引きクーポン」があったとしたら、
複数店舗の商品合計額が5000円以上になれば利用できます。これはありがたい!
常に何かしらのクーポンが発行されているようなので、ユーザーとしては嬉しいポイントです!
もちろん「Qポイント」というポイント制も導入しています。

3.海外のショップが多数出品している

アジア6カ国で展開されているモールなので、海外のショップも多数出品しています。
日本のサイトでは見かけない商品もあったり、同じ商品でも安かったり、発見が色々あります。
一方、海外から発送される商品も多いので、届くのに時間がかかることもあるので、注意して確認したい点です。

■出店手数料は?

なんと・・・

「初期費用・月額固定費0円」

初期登録費用が1万円かかるそうですが、これは出店後に「販促費」として利用できるので「実質0円」ということですね。
商品が売れた時に販売手数料が発生します。
出品するカテゴリよってパーセンテージが異なりますが、6~10%のようです。

詳細:https://www.qoo10.jp/gmkt.inc/Special/Special.aspx?sid=158489&jaehuid=2026235820

ヤフーショッピングと同じ感じがしますが、カード決済・コンビニ払い手数料はQoo10が負担してくれます。
3,000円以上の購入時に限られますが、カード決済やコンビニ支払いの手数料を取られないのは、他のモールでは見かけませんね。
契約期間もないようなので、契約更新料もありません。

■出店のメリット・デメリット

<メリット>

1.手数料の安さ

前述記載の通りです。

2.フルフィルメントサービスがある

amazonのFBAみたいなものです。手数料はかかるものの、発送の手間が省けますね。海外発送もOK!

3.モールが発行するクーポンの割引率が高いので、購買率が高い

モール負担という点がポイントですね。出店側の負担ゼロ。

4.海外販売にも挑戦できる

管理画面の切り替えのみで、日本で販売している商品を海外向けに販売可能。気軽に越境ECにチャレンジできますね!

5.Qoo10発行のメルマガ集客が大きい

掲載してもらうことは無料のようです。営業担当者と交渉してみましょう。

6.出店審査が緩め

他のモールに比べると審査が通りやすいようです。なんと個人でも出店できるそう。
未成年でも保護者や後見人の同意書さえあれば出店可能。すごい・・・!審査は最短3日で完了。

<デメリット>

1.管理画面が使いづらい

他のモールの管理画面に慣れていると、使いづらいという意見がありました。
筆者は実際使ったことがないので、どれくらい使いづらいかわかりませんが、毎日使用する画面ですのでノンストレスで使いたいところですね。

2.販売価格の安さ

全体的に安い商品が多く、売れ筋ランキングに入っているのも販売価格が安い。
価格競争が激しく、薄利多売のショップが多いのでしょうか?
また、圧倒的に20~30代の女性ユーザーが多いQoo10。商品によっては売りづらいかもしれません。

3.プロモーションしないと売れにくい

他のモールにも言えることだと思いますが、ただ出店しただけでは売れません。
広告等を使って上手く露出していきましょう。結局広告費はかかるのか・・・しかしQoo10はランニングコストがないので、その分広告費にかけても良いですね。

■まとめ

出店ハードルの低さ・初期費用がかからない点から言っても、とりあえず登録するというのも一つの手でしょう。
しかし、まずは自分がユーザーになって、「どうゆうサービスがあるのか」「どうやって購入するのか」など確認してからの方が良いと思います。
そこから自分のショップがQoo10に合うのかどうかも判断できそうです。
筆者も登録してユーザーとして利用してみたいと思います!

2020.10.30  ec-staff