202010.21

最近話題のBASE(ベイス)ってどうなの?

テレビや動画を見ているとBASEのCMをよく見かけます。

「そんなに簡単に出店できるの?」
「手数料どれくらいだろう・・・」
「ちょっとやってみたいかも」

と、見るたび筆者は感じてしまいます。
このブログでもちょこっと紹介したことがありますが、出店について調べてみました!

BASE最大のメリット

「初期費用・月額費用が無料」です!!

一部有料機能もありますが、オープンさせるのはタダなんです。
オープンさせ、商品登録までは無料です。
なんとも太っ腹。これだけでも検討したい気持ちになりませんか?
しかもオープンまでたったの3ステップ。書類も不要。
以下はBASEのトップページのスクショですが、逆にこれだけだと不安になる筆者はオープン出来ていないのです(笑)

引用:BASE https://thebase.in/

■他にもメリットが!!!

1. 6つの決済方法を選べる。

BASEで利用できる決済を「BASEかんたん決済」と呼んでいます。
また、エクスロー決済(取引の安全性を保証する仲介サービス)を導入しているので、お客様も安心して購入できます。
決済方法は下記の6つ。

・クレジットカード決済
・コンビニ(Pay-easy)決済
・銀行振込決済
・後払い決済
・キャリア決済
・PayPal(ペイパル)決済

審査等もないようです。

2.無料で使える機能が多い

一部有料機能もありますが、お客様とのチャットが出来る「メッセージ App」、商品レビューに返信できる「レビューApp」など、モールでは当たり前の機能を自社ショップにも導入できます。
BASEの商品とInstagramを連携し、BASEの商品ページへリンクできる「Instagram販売 App」というものもあります。

3.スマホケースやTシャツなどの作成ができる

これはモールでは見たことないですね。
何を売ろうか迷っている時、自分の描いた絵などをスマホケースなどにして販売できる機能です。
しかも受注生産なので、在庫を持つ必要なし。
筆者もこれはかなり興味あります。

4.リアルショップイベントがある

これも珍しいです。BASEのショップオーナーさんが出展する機会があるのです。
もっと自社の商品を広めたいショップさんは嬉しいイベントですね。

5.様々な流入経路

BASEには約500万人がDLされたと言われる専用アプリがあります。
また、拡張機能ですがBlog機能を使うと、簡単にお店のブログも開設できます。
ブログはBASEが運営するキュレーションメディア「BASE Mag.」への掲載申請が可能になり、そこからの流入も見込めます。
アプリやブログなど、スマホでさっと見れる所からの流入は時代に合っていますね!

■デメリットは?

1.デザインの編集は自由度が低い

無料・有料のテンプレートが用意されており、デザインスキルがなくてもお店のカスタマイズは出来ます。
もちろんHTML編集機能(有料)もありますが、cssやjsを含めて全ページを1つのファイルで制御する仕組みなので、ちょっと手間かもしれません。
因みに商品説明にはHTMLが使えません。これは驚きを隠せない。

2.サポートがメールのみ

大手モールは電話・メールで対応してくれますが、BASEはメールのみでの対応です。
なにかトラブルがあった時でも、メールの返事を待たなければいけません。
急いでるときは不便かもしれません。

3.FTP機能がない

大量の商品・画像の登録に欠かせないFTP機能。BASEにはありません。
代わりに「CSV商品管理」Appというものがあるので、こちらをインストールして登録します。
ただ、カテゴリ設定は出来ないので、大量登録したところで、カテゴリを設定するのは手間ですね。
逆にいうと、そんなに大量出品しているショップはあまりいないのでしょうか?

4.大手モールに比べたら集客力は弱い。

「そりゃそうだろ」と言いたくなりますが、知名度が劣るのも事実。
そして簡単にショップをオープンできるということは、それだけ競合店も多くなる、ということでしょう。
競合店が多いと、SEO対策しても意味なさそうな気がしてしまいますが、
その分ブログやアプリなど、他のところからの流入誘導が必要ということですね。

■本当に費用はかからない?

BASEは「商品が売れた時に手数料が発生する」システムです。
具体的には

・BASEかんたん決済手数料:3.6%+40円
・サービス利用料:3%
・振込手数料:250円
・振込事務手数料:振込申請額が2万円未満の場合→500円/振込申請額が2万円以上の場合→0円

「BASEかんたん決済手数料」と「サービス利用料」は注文合計(商品代金+送料)にそれぞれかかります。
振込手数料/事務手数料は、売上金をBASEから自社の銀行などへ振込する際に発生する手数料です。

■実際、どのようなショップが出店しているの?

メリットにもありますが、自社製品・オリジナル商品を売っているお店が大半です。
ハンドメイドやオリジナル商品を売っているショップが全体の74%とも言われています。
参考:https://baseu.jp/1017

筆者の友人もBASEに出店していますが、やはりオリジナル商品を販売しています。
卸業者や仕入れサイトから商品を仕入れて売る、というのはあまり向いてないのかもしれません。

■まとめ

「取扱商品数が少ない」
「オリジナル商品を売っている」
「趣味で作っているものを売ってみたい」
という場合は良いかもしれません。
個人的にはメインで売るというより、副業で利用するイメージのBASEですが、シンプル故にモール販売に慣れている方は物足りなそうです。
しかし、BASEをうまく利用すれば自社製品のアピールになりますので、検討するのも良いでしょう。
今後も使いやすいサービスが増えることを期待しています!

2020.10.21  ec-staff