202011.10

海外から仕入れたい

国内メーカーや仕入れサイトから仕入れるのも良いですが、海外サイトからの仕入れもしてみたい。
海外サイトで良いものを見つけた!
でもどうやって連絡すれば良いのか迷っていませんか?
筆者も英語は全く出来ませんが、何とか海外の仕入れサイトと連絡を取り、無事に「卸販売OK」とお返事を頂きました。
今回はどのようにOKをもらったのか、経験談をご紹介したいと思います。

■海外の仕入先って?

仕入先をどう見つけるか?

1.海外の通販サイト

海外でも国内と同じく、仕入れ専用サイトがいくつかあります。日本で言う「NETSEA」のようなものです。
仕入れサイトに登録すればカンタンに仕入れは出来ます。
しかしそうではなくて、メーカー等のサイトから仕入れたい場合は、直接連絡をする必要があります。
筆者の場合は後者でした。
また、日本貿易振興機構「JETRO(ジェトロ)」で仕入先企業を探すのも良いと思います。

2.海外へ買付けにいく(海外展示会・見本市など)

海外のショップへ直接買い付けに行くのも一つの手段です。
また、海外でも国内と同じ様に展示会や見本市も行われています。
メーカーや企業と直接商談が出来るのはメリットと言えますが、英語必須はもちろん、旅費などがかかるので、時間と費用に余裕があれば・・・といったところでしょうか。

筆者は1.でしたので、メールを送りました。ここからは経験談をお伝えしていきます。

■何を伝えれば良い?

サイトへの連絡とは言っても、当然英語でなければ伝わりません。
筆者は英語なんてひとつも喋れませんが、困った時のGoogle翻訳。
完璧に翻訳されるとは思っていませんが(英語を日本語に訳すと、たまに変な文章になっていたりするので)、ニュアンスが伝われば良いかと思い、利用しています。
内容ですが、

  1. 自己紹介
  2. 取扱商品に魅力を感じた理由
  3. なぜ自社で仕入れたいのか
  4. 締めの挨拶

この構成でまず日本語で作成しました。
その後はGoogle翻訳を使って、一文一文変換していくだけです。カンタンですよね?

■具体的にどんな事を書いたか?

1.自己紹介

英語のメールでよく「Hi,相手の名前」の書き出しがありますが、初対面相手にはフランクすぎますし、この時点で名前がわかっていることはあまりないかと思います。
なので筆者は、

「To Whom it May Concern:」→ご担当者様
「I truly apologize for this sudden e-mail.」→突然のメールにて失礼します。

にしました。
その後、「〇〇会社の〇〇です」と続け、会社のサイトURLを記載しました。
ネットショップのURLがあれば一緒に記載すると、相手もイメージしやすいでしょう。

2.取扱商品に魅力を感じた理由&3.なぜ自社で仕入れたいのか

相手も理由がないことには取り合ってくれないでしょう。
自社で取扱う商品・取り扱っている商品との共通点や、企業への共感できる部分、相手の商品を取り扱うことによって「こんな事が出来る」「こんなビジョンがある」など具体的な例を上げると良いと思います。
「こんなコンセプトです」というのも良いかもしれません。
履歴書に書く志望動機みたいなものですよね。
あまり大袈裟すぎない方が現実味が出て良いと思います。

筆者の場合は、コンセプトがハッキリしていたので、わりと考えやすかったです。

4.締めの挨拶

調べると色々あると思いますが、筆者は下記にしました。

「I’m looking forward to hearing from you.

Best Regards,」

「ご返信お待ちしております。

宜しくお願いします。」

1.~4.まで書いて、全部で13~15行ぐらいのものです。
英語が出来る方からしたら物言いがあるかもしれませんが、なんせ初めての英語のビジネスメール。
どれぐらい長く書いて良いかもわからず、日本語で書いた文章を一文ずつ翻訳したらそれぐらいになりました。

■どこから送ったか?

サイト内に「B2B問い合わせ」「ベンダー問い合わせ」窓口があればそこから送りましょう。
しかし、絶対あるわけではないですし、無い方が多いかもしれません。
その場合、筆者はサイトユーザー用の窓口(info)からメールを送りました。
相手側からしたら迷惑かもしれませんが、他に見つからない場合は仕方ないかな、と割り切っています。

■返信は絶対来る?

筆者は6社にメールを送りました。
中には「返事までに数日かかる」と自動返信メールをくれたところもありました。
しかし、メールを送って1週間~10日程ですが、お返事をくれたのは1社。
でも「卸OK」のお返事だったので、Google翻訳様様です!ありがとう!!
時差の関係もあって、なかなかすぐには返事が来ないこともあるでしょうし、絶対返事が来るとも言えません。
しかし送らないと始まらない。
むしろ6社しか送っていないのに1社返事が来ただけでもラッキーだと思っています。

■まとめ

今もGoogle翻訳を使いながら不明点をメールで聞いたりしていますが、返信はいつも短い。1~2文です。
国内のビジネスメールって謎に長くて、やたら「宜しくお願いします」というイメージですが、海外は違うようです。
なので、あまりくどくど長く書くよりは、短めで要点だけ書いた方が良いかもしれません。
むしろ返信も「Hi」から始まるので、フレンドリー。
「友達かっ!」と言いたくなるのはきっと日本人だけ。
しかし恐れることなかれ。だって、Google翻訳で輸入ビジネス出来るなんてすごいと思いませんか?
海外サイトから仕入れたい方のお役に少しでも立てると嬉しいです。

2020.11.10  ec-staff