環境問題の観点などから、納品書のペーパーレス化にしているショップも多いと思います。
筆者個人としては、紙が勿体ないと思ってしまうし、個人情報なので処分するのに手間もかかるので入れないで欲しい派ですが、皆さんはどうでしょうか?
結構デリケートな問題だと思いませんか?
これからネットショップをオープンさせるにあたって、ペーパーレス化にしたいですが、どうやら入れて欲しい人も多そうです。
■納品書の役割
ショップによって内容は多少変わると思いますが、大体下記のような内容が記されているかと思います。
- 注文者情報(氏名・住所など)
- 購入した日時
- 購入商品、点数、金額
- 支払い方法
- 購入ショップの情報
梱包するときに、商品・伝票と内容が間違いないか確認するために使用したり、消費者としては届いた商品が注文内容と合っているか確認するために使用できます。
裏に返品方法などが記載されていると親切です。
余白に手書きでメッセージが書かれていることもありますね。
そうゆうのを見ると「おぉ!」とちょっと嬉しくなります。
<納品書はお客様へのお手紙>という考え方もあるようです。なるほど。
■納品書を入れるメリット・デメリット
メリット
1.確認してもらいやすい
注文してショップから色々メールが届きますが、正直そんなにしっかり読まない。
ただ、商品が届いた時に商品と納品書は確認する、って人が意外と多いみたいです。
2.販促物を同梱しやすい
ショップのチラシや、次回使えるクーポンなどを入れるとリピーター施策になりますが、確かにそれだけ入れられても何か変な気もする。
納品書とくっついてる方が、ショップ名に目を通す回数も多く、覚えてもらいやすい気がする。
3.自社サイトならカスタマイズも◎
モールではフォーマットが用意されていることが多いですが、自社ならコンセプトに合わせたデザインも可能ですね。
購入商品の写真入れたりすると、梱包の際もお客様もわかりやすくて良い。
ショップの雰囲気も伝えやすく、ブランディングの1つと言ってもいいかもしれません。
何でもデジタル化が進む世の中ですが、「紙」なら一回は目を通すということですかね。
そこに気持ちを込めやすいというのもありますね。
デメリット
1.情報漏洩の危険性
本来、発送するお客様と違うお客様に送ってしまう・・・ということも絶対ないとは言い切れません。
個人情報が漏れてしまうなんて、ショップの信用どころか運営会社全体の信用が失われます。
個人情報の取扱は慎重に行いましょう。
2.費用がかかる
紙、インク、人件費、時間・・・納品書を発行するだけでも意外と色んな費用がかかっています。
注文数が少なければ大したことないかもしれませんが、注文数が多ければ多いほどその分、費用も時間もかかります。
そしてそれを担当する人も必要になってきます。
そこの時間・費用がカットできるだけでも、違うのではないでしょうか?
■ペーパーレス化にしたい
理由としては先程書きましたが、
- インク、紙が勿体ない
- 個人情報なので処分に困る
- 個人情報漏洩を防ぐ
インクと紙が勿体ないのはケチだと思われるかもしれませんが、年間で見たら意外とバカにならない。
しかもゴミも出るから環境にも良くないのでは?
ペーパーレス化にするなら、サイト上や買い物かご、注文メールなどで
「お客様の個人情報保護の観点ならびに、環境保全の一環として、納品書の同梱を廃止しました」
など、しっかり明記する必要があります。
納品書が入ってないだけで、不安になって連絡してくる人いますからね。
また、必要な方もいることを考えて、購入画面やメールからダウンロードできる仕組みを作ったり、郵送してあげるなり、他の手段を考えなければいけません。
モールではそうゆうシステムがあることもありますが、自社だとそれが可能かどうか、ですね。
■まとめ
どっちが良いとは言い切れない、納品書。
結局どちらも対応出来るようにしないといけない。
買い物かごで「納品書不要な方はチェックを入れてください」みたいな表記を入れるとか。
個人情報載せないものを作成する、とか。
一消費者としては、納品書入っていてもすぐ処分するけど、結構考えられて作られているのかもしれませんね。